加賀伝承料理　治部煮の器展
期間：2012年10月20日〜11月20日
施　：不室屋本店

徐々に寒さが進むこの時期は、暖かい料理が恋しくなります。金沢の郷土料理「治部煮」は、不室屋でも伝承されており、所蔵する数々の器で饗されてきました。
このたび、当家所蔵の治部椀を展示し、特別メニュー「鴨治部御膳」を提供することとなりました。
お近くをご旅行の説は、ぜひお立ち寄りくださいませ。

[治部煮と器]
「治部煮」は鴨肉や鶏肉とすだれ麩を小麦粉でとろみをつけた煮汁で煮る金沢を代表する郷土料理です。治部椀は、治部煮にのみ使用される専用の器です。広口で浅いつくりとなっており、とろみのついた出汁をいただきやすく、また、中の具が隠れずに美しく見えるような工夫がされております。
ひとつひとつに蒔絵を施し、料理と器を共に愉しめるようにと受け継がれてきた金沢の文化です。